高齢者の身体の変化に注目しよう

介護現場の主な仕事と聞いてまず思い浮かべるのは、三大介護と言われる食事や排泄、入浴のケアではないでしょうか。一人ひとりの利用者に合った適切な介護を行うためには、介護士は高齢者の身体についてしっかり学んでおかなければなりません。

年を重ねた高齢者は、年々身体のあちこちが弱ってきます。
視力が悪くなったり耳が遠くなったりするだけでなく、呼吸器系の機能が低下したり、筋肉量が減って筋力が落ちたりします。介護士が若く健康な人であるほど、体が弱ることに対する実感が持ちにくいため、想像力を働かせてケアをする必要があるのです。

介護の仕事では、日頃からお年寄りの体調に細心の注意を払い、些細な変化も見逃さないようにしなければなりません。利用者が自ら不調を訴えてくれればいいのですが、訴えてくれないケースもあります。
しかし、これには高齢者ならではの事情があります。高齢者の身体は、刺激に対する反応が弱くなっており、典型的な症状が出にくい傾向にあります。そのため、重病であっても自覚症状を感じられないのです。

また、利用者は年を重ねるほど、不調や疾患を抱えていくものです。介護士として手厚くサポートしたいのなら、それぞれの利用者の持つ体質や慢性疾患を、よく把握しておく必要があります。
その上でコミュニケーションを丁寧に行い、些細なことも話してもらえるような関係を作っておけば、介護の仕事の質が上がるだけでなく、高齢者の急な体調の変化にも素早く対応できるでしょう。

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